病理解剖

主治医から、病理解剖の相談があった。
母の病気は、世界でも例が少ないそうで、研究に役立てることと共に
病原を取って、きれいにしてあげたいと言ってくれた。
痛い治療に耐えた母を死んでから、また切るのはかわいそうだが
その辛さを二番目に知っている伯母が、母が人のためになるなら
喜んでくれるだろうと言ってくれたので、承諾した。