空飛ぶムササビウォッチング

手前の道路標識がムササビなのが、面白い。
それでなくても、「る」が道路標識を見て
「シカ」「タヌキ」「サル」と言うようになっていた。


受付に行ってみると、参加するのは、ウチらの他は、親子4人だけ。
まずは、案内人の方の講義。
これが面白くて、とてもためになった。
ムササビの大きさ、習性などが、観察の役に立ったのはもちろん
他では役に立つことはないけど、勉強になった。


昼間、ムササビが眠る巣箱が、山の中にいくつか設置されていて
カメラなどで、ムササビがいると分かっている巣箱の前に移動。
日没の30分後くらいに、そこから出て、木に登り、空を飛ぶ姿を観察する。


大声を出してはいけないとか、指をさしてはいけないとか
注意事項を、3人の小さい子供がそれをやらないか
特に「る」が大声で、ゴネないか、心配だったが
結果的に、大成功だった。


二つの巣箱が近くに並ぶ場所に到着。
これがとてもラッキーだったが、2匹を交互に観察した。
すぐ、1匹が巣箱から顔を出すのが見えた。
その後は、顔を出したり、引っ込んだり。
やっと、1匹が巣箱から出て、木を登り始めた。
赤いライトを当ててもらっているが途中から見えなくなった。
「とにかく上を見ていて」と言われていたので
そうしていたら、座布団が、いや、ムササビが飛ぶのが見えた。
日没後30分だから、上空は真っ暗ではなく、何とか見える。
すぐに、もう1匹が木を登っていき、飛んだ。
2匹とも、同じような方向へ飛んで行ったが
1匹は、飛び移った木が分かったので、そこを見ていたら
その木を登って行き、また、飛んで行くのが見えた。
計3回も飛行を見られて、感動した。